生駒菜畑の家

都市近郊で、自然と共に心豊かに住まう家

日本の都市部の人々は、経済を優先とする社会構造の中で、地球の豊かな自然から離れ、かなりのストレスを抱えながらの生活を余儀なくされています。 しかし、人間は地球の大きな循環の中に組み込まれた一生命体であって、自然と共に過ごすことが本来の姿ではないかと思います。
「かつての日本人のように、自然と一体となり、光、風、土、緑、水を肌で感じ取りながら、五感を通して四季の移り変わりを捕らえ、自然を慈しみ、そこから得られる恵を最大限取り入れて暮してみたい。」
都市のそばに残っている、わずかながらも自然を感じることの出来る土地で、そのような 「自然と共に豊かに住まう心」 を再び呼びさますことのできるような住まいを実現しようと考えました。

人に優しい省エネルギー住宅

夏の直射日光を防ぎ、冬の陽光を取り込む南面の深い軒、
断熱性の高い通気工法の屋根、
風がよく流れる窓の配置、
調湿効果のある無垢の木材・、和紙・珪藻土などの自然素材の材料など・・・
この省エネ住宅は、夏は涼しく、冬は暖かく、人にやさしい住環境を作っています。

地球環境を大切にした循環型住宅

屋根の水は土中のタンクにためて庭木や畑の水遣りに利用し、生ゴミや落ち葉はコンポストの微生物が再生し、肥料として大地に帰し、出来た作物は日常の食事になります。
地球の循環の中で自然の恵みを生かし、健康で、心豊かに暮らせる住まいです。


≪街角の植物園≫
四季の折々の花を絶やさない手作りの庭は近隣住民のささやかな「街角の植物園」となっていて、ここから地域のコミュニケーションが育っていっております。